退職の挨拶 好対照な二人
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対照的な退職の挨拶を見たことがあります。一人の人は、定年を迎えられ、同僚の前で退職の挨拶をなさったのです。同僚たちからは花が贈られ、退職の挨拶も立派なものでした。そして、その後の暮らしも、きっと豊かであるだろうことを感じさせてくれる退職の挨拶でした。
その人は、同僚たちから、とても好かれていましたし、退職を惜しむ声さえあったのでした。退職の挨拶にも、仕事をやり遂げたことの満足感と、みんなへの感謝の気持ちが、たくさん述べられていました。
もう一人の人は、逃げるように会社を去って行ったため、退職の挨拶もメールが一通来ただけというものでした。その人は、隙があれば仕事をサボろうとするような人で、いつも誰かに責任をなすりつけるため、同僚たちから嫌われていました。転職を繰り返しているような人だったため、人望もありませんでした。転職を繰り返しているのだから、退職の挨拶も慣れたものだろうと思うのですが、みんなの前で退職の挨拶をするのは決まりが悪かったのか、事務所に誰もいないときを見計らって、さっさと荷物をまとめ、退職挨拶のメールが届いたのです。
まだまだ少ない私の人生経験ですが、退職の挨拶には、その人の生き方が現れるものだと思いました。どのような形で会社を去るにしても、堂々と挨拶ができる自分でありたいと思った対照的な出来事でした。
